【PC・iPhone】読めば分かる!バイノーラル環境構築!【ASMR】

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水菜です。

最近はバイノーラル録音された、所謂ASMRを聞きながら寝るのが日課です。いや、やべぇやつじゃないです、本当ヒーリング効果があるんです(科学的根拠は知りません)

バイノーラル・ASMRとは?

ASMRは?ってなった人は下記の大百科見て下さい。大体分かります。

dic.nicovideo.jp

すっかり音フェチになってしまったわけですが、バイノーラル配信・動画をやるVtuberが増えている今日ですよ。バージョンドットで受賞した、そよかぜアメちゃんや、ハニスト所属の周防パトラちゃん等……癖になるわけです。

そんな先人たちを見て、またはリスナーからの熱い要望でバイノーラル配信をやりたい!バイノーラル動画を作りたい!という方が多くなっているのも事実です。かれこれ、3回くらい相談を受けたことあります。

私もバイノーラル環境があるわけで、たまに配信をしているわけです。私バイノーラルマイク買ったこと無いです、全部リスナーさんから頂きました……。

前置き長くなりましたが、早速バイノーラル環境の整え方を解説していきましょう。

PCで配信するパターンiPhoneで配信するパターンの二通りご紹介します。

共通して必要なもの

バイノーラルマイク

絶対必要です。バイノーラル録音って言うくらいですからね。種類はピンキリですが、あえて私が持っているものを紹介します。

ローランドバイノーラルマイクロホン CS-10EM
Roland ローランド バイノーラル マイクロホン イヤホン CS-10EM

Roland ローランド バイノーラル マイクロホン イヤホン CS-10EM

 

 コスパ最高なのはこれです。普通のイヤホンに見えますが、イヤホン部分の反対側。Yの字になっている所がマイクになっています。ただ、これだけだとリアリティのあるバイノーラル環境にはなりません。後述する、ダミーヘッドっていうのが必要になります。

バイノーラルマイク DuoPop2.0

 つよつよバイノーラルマイクです。こちらはダミーヘッドがいりません。耳までついて着ます、お得に感じる!所謂、バイノーラルマイクの白って言われるやつですね。私が最近バイノーラル配信をやる時はこれを使ってます。音質も良いですし、ノイズも皆無です。

FreeSpaceXLR特注仕様

 クソ高いです。本来アウトドアとかの録音に使われるタイプのバイノーラルマイクです。輸入品ですしね。

mimimic.com

3dioは3つバイノーラルマイクのシリーズを出しているのですが、その中でも一番安いのがこれです。一番高いやつは耳が8つついてます。妖怪の類だと思います。360度録音するのに使うらしいですね。

DLSiteとかでバイノーラル録音環境とか見ると、この3Dioシリーズのを使ってます!って売り文句があったりします。参考にすると良いですね。

ちなみに、私は持ってないので「参考程度」に見てくれると嬉しいです。

ダミーヘッド

上記にもあった、イヤホンタイプのバイノーラルマイクを購入した場合には必要になります。

 耳です。この耳に、自分の耳につけるようにバイノーラルマイクを取り付けます。

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これで、耳の周りを回ると、聞いてる人はぐわんぐわんするようになります。

ちなみに慣れないと夜にこれを見て、びっくりします。あと、同居人などにバレるとガチでビビられますので、保管には注意しましょう。

オーディオインターフェース

色々ありますが、私がオススメするのはこのオーディオインターフェース

ヤマハ YAMAHA ウェブキャスティングミキサー 3チャンネル AG03

ヤマハ YAMAHA ウェブキャスティングミキサー 3チャンネル AG03

 

 YAMAHAのAG03です。私初めて触ったオーディオインターフェースがこれだったのですが、直感的に分かって、場所の分類とかを理解した途端にツマミがどういうものなのかということが分かります。

バイノーラル録音するためでなく、通常の録音・再生の音質も向上するので、バイノーラル配信をせず、普通に配信する人にもオススメの一品です。

他にもオーディオインターフェースがあるのですが、このオーディオインターフェースは録音で「左右に当てることが出来る(ステレオタイプ)」というのがポイントです。全ての接続方法については、後ほど書きます。

アンプ

こちらも色々ありますが、私がオススメするのはこのアンプ

audio-technica マイクロフォンアンプ AT-MA2

audio-technica マイクロフォンアンプ AT-MA2

 

 audio-technicaのAT-MA2です。どうしてアンプが必要なのかと言うと、マイク側のパワーが足りずに、音が極端に小さくなるため、ブースターとしてアンプが必要になるというわけです。

こちらもオーディオインターフェースと同様に出力を「左右に当てることが出来る(ステレオタイプ)」というのがポイントとなっております。

ケーブル

 割と忘れがちななのが、赤白のケーブル。片方がラインケーブル、片方がピンプラグを選ぶと良いです。少なくとも、AG03+AT-MA2を持っているならという感じです。

iPhoneで必要なもの

iPhoneでバイノーラルマイクを使う場合には、iPhoneとAG03を繋ぐ変換ケーブルが必要です。

USBカメラアダプタ

Apple Lightning - USBカメラアダプタ

Apple Lightning - USBカメラアダプタ

 

 ライトニングケーブルをUSBメス端子にするアダプターです。カメラアダプタと書いてありますが、安心してください。オーディオインターフェースで使えます。

それでは、実際に接続してみましょう。

実際に接続!

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 実際に接続すると、こんな感じです。

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図にすると、こういう感じ。バイノーラルマイクとアンプを繋げて、ブーストかけてオーディオインターフェースが受け取って、左右にふった状態から、USBで流す感じですね。

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AG03に繋ぐ場所は、2/3と記載された所。赤白わけが分からなくなったら、右にある赤白参考にして繋いでください。白が左で赤が右です。

ちなみに写真にはありませんが、アンプには電源を接続してください。AG03はUSBから給電するので、PCとの接続をする際には必要無いです。

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これまたよくあるのが、接続出来ているのに音が認識されない!という点。大体が、画像内の赤い線で囲われたUSBのマークが書かれたツマミが0になっているパターンです。このツマミはUSB端子に接続したデバイスに音声をどれくらいの音量で流すかを決めるツマミなので、基本的に8~10にしておくと良いです。

あとは、実際に接続をして、PEAKとSIGと書かれた赤と緑のランプがある所を見て、右側だけ話しかけたら、右ランプだけ反応すればOKです。

ソフトウェア側の設定

大体の配信者がOBSを使ってるんじゃないかなと思います。他を使っている方も、多分参考になると思います。

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PCにマイクを直刺ししていた人は違和感あると思いますが、録音デバイスはAG03を選択します。接続しているのに出てこない人は、AG03のドライバを入れる必要があります。

jp.yamaha.com

設定が完了したら、実際に録画をしてみて、左右で別れているかを確認します。リスナーが手伝ってくれる場合には、テスト配信をするのも有りです。

注意して欲しいのが、Vtuberさんでよく使う「Discord」ですが。Discordはソフトウェアの関係上、音声を左右に振ることが出来ない(ステレオタイプじゃない)ので、Discordではテストをすることは出来ません。

iPhoneで接続!

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特に変わったわけではなく、PCへ繋ぐ先をカメラアダプタにし、iPhoneに繋いだだけですね。手軽でやれるのがiPhoneなんですけど、バイノーラル配信するならこれくらい準備が必要になるわけです……。

 

ちなみに、IRIAMはバイノーラル配信が出来ました。REALITYはまだ対応してないみたいです。まだと言っていたので、そのうち対応されるかもしれないですね……!

あとは、普通にカメラ機能の動画収録でもバイノーラル対応をしています。テストする場合は、この収録でテストをしてみましょう。

 

2019年9月27日追記:

別件でお問い合わせ頂いた結果、書き忘れがありました。

iPhoneオーディオインターフェースを繋ぐ場合には、iPhoneだけの電源供給が足りない為にオーディオインターフェースに別途電源供給が必要になります。背面にMicroUSBの端子があるので、MicroUSBのコードを別途用意し、コンセント等から電源供給を行ってください。

 

以上が、バイノーラル環境構築の解説でした……!

これでもっともっと、ASMR・バイノーラル配信が増えてくれれば嬉しいです。本当、嬉しい……頼みます、本当!!

疑問点などありましたら、コメントやTwitterでのリプライ等で受け付けておりますので、お気軽にどうぞ!

最後に、私にバイノーラル接続の手立てを教えてくれたユキミお姉ちゃん、今でも感謝してます。この場を借りて、ありがとうございました!